こちらは日本国憲法第91条の解説記事だよ〜。
この第91条が伝えたいポイントってのはさ……
国(内閣)の財政に問題がないかどうか、国会や国民もちゃんと知ることができるってことだよ!
というのも、内閣は、国会や国民に対して報告しなきゃならないからなんだ。
具体的にはどういうことかって?
それに、自民党が推し進めようとしてる改憲草案の中身はどうなってんの?その問題点って何?
ってことも含めて話しているから、ぜひ最後まで読んでくれたら嬉しいな!
日本国憲法第91条【財政状況の報告】
まずは条文の紹介!かみ砕いてみるね!
内閣はさ、国会や国民に対して、定期的に、少なくとも毎年一回は、国の財政状況についてちゃんと報告しなきゃなんないんだよね〜。
ちなみに原文はこれね!
内閣は、国会及び国民に対し、定期に、少くとも毎年一回、国の財政状況について報告しなければならない。
日本国憲法第91条をさらに解説してみちゃうね!
財政について国民にどのように公開されているの?
財政の民主化を進めるために、
そして国会や国民がちゃんと財政に対して監督できるようにするために、
この規定があるんだよね〜。
ちなみに、具体的な内容は財政法に書かれてるんだ。ざっくりいうとね、
四半期(3ヶ月)に1回は必ず資料を作成して、誰もが見れるように公開しろ
ってことなの。
この憲法のおかげで財政法でこういうことが定められているんだよ。
国会に対する報告について
前条である第90条に基づいて国会に提出された資料もとに国会へ報告がされるの。
そして、ちゃんとチェックされるんだよ〜。
おっと、どこでチェックされるかって?それはね、
衆議院では「決算行政監視委員会」ってところで、
参議院では「決算委員会」ってところでチェックされるんだよ。
ちなみに、資料自体は、衆議院と参議院へ同時に提出されるようになってるんだってさ!
自民党が第91条をどんな風に変えようとしているか知っておいて!
- 何を変えようとしてるの?
-
なんと国民を報告対象から外そうとしてるんだよ〜。
- 問題点って何?
-
国民が税金の使い道を知る権利を奪おうとしてるってことだよ。大問題だよね!
改憲草案の問題点:国民をだますための改正だよ
自民党が推し進める改憲草案には、国民を報告対象から外すという大きな問題点があるんだよ〜。
なんでこんな風に変えようとしているのかの理由を、自民党は説明していないんだ。
でも、もしこの改憲草案が成立したら、財政法も変わるよね。
そうなると、国民は国のお金の使い方を知る方法がなくなっちゃう。
だって、憲法で「国会」だけに報告すればいいってことにされちゃうんだからさ。
ってことは、今みたいな資料は作らなくてもいいってことになるかもしれない。
うちらが知る・調べる手段がどんどん減らされちゃってことだよ。
そうなればなるほど、国は好き勝手できるようになっちゃうよ。
あとがき
国のお金は誰のもの?
国のお金って、元々は私たち国民が納めた税金なんだよね。
だからこそ、現憲法でうちら国民にも、財政の報告を受ける権利があるんだ。
でも、もし改憲草案が成立しちゃったら、
うちらは税金がどう使われたのかを知る手段がなくなっちゃうよね。
その結果はどうなるか、想像つくよね……。
確かに、自分から資料を見に行く国民は多くないかもしれないけど、
それでも知る権利を国が奪うなんてありえないよ!
いや、現憲法のはね、単なる「知る権利」じゃないんだよ。
国民が国を監視する権利なんだよ。
この権利を守ることが大事なんだって、わかってほしいよね。