【日本国憲法第68条の解説】国務大臣の選び方について

日本国憲法第68条は国務大臣の選び方(決め方)について規定されています。
では具体的に見ていきましょう。

目次

条文:第68条【国務大臣の任免】

内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。但し、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。


内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。

第68条の解説

内閣総理大臣は、国務大臣を選び任命することができる。
ただし、国務大臣の半分以上は国会議員の中から選ばなければならない。


内閣総理大臣は、自らの判断で国務大臣をいつでも辞めさせることができる。

■要点:実は半分までなら民間人を大臣にすることもできる

「過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。」

これは逆に言えば、半数未満であれば民間人から選んでも構わない、ということなんです。

とはいえ、第2次安倍政権、そして菅政権でおいては民間人閣僚はいません。

自民党による憲法改正草案との比較:草案第68条

内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。この場合においては、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。


内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。

まとめ

国務大臣は半数未満であれば民間人から選出しても構わない、ということを意外に感じた方もいらっしゃるでしょうか。なお、このような人たちは民間人閣僚と言われています。

とはいえ、純粋な民間人から選ばれることはやはり少なく、実際は民間人といえども官僚経験を持っている人が多いようです。(※純粋な民間人……民間企業出身や研究者といった人。省庁経験のない人のことをいう)

さて、こういった「国会議員以外から任命された国務大臣」で有名なのは小泉純一郎内閣時代に財務大臣を担当した竹中平蔵でしょうか。この時から日本は悪夢の道を歩むことになってしまいました。

台湾のように、本当に国民のためを思うことができ、そして本当に優秀な人たちが大臣に任命される国になるのはまだまだ遠い未来のようですね。

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