【対話でわかりやすく】憲法第42条:日本の国会はなんで2つあるの?

日本国憲法第42条を対話でわかりやすく。ねじれ国会って悪いこと?そもそもなんで2つあるの?

ねえ、みんなは「国会」って聞いたら、どんなイメージが浮かぶ?

スーツ着た人たちがテレビでずっと何か話してる場所?
(寝ている人が目についちゃうかもね!)

難しい話ばっかしてて、自分には関係なさそうって思っちゃう?

でもね、本当はすごく身近な存在なんだよ、国会って。

たとえば、学校に「学級会」と「生徒会」があったとして、それぞれ役割が違うでしょ?

どっちかだけじゃ、うまくクラス運営できなかったりするよね。それと似てて、日本の国会も「衆議院」と「参議院」っていう2つのグループがあるんだ。

「へえ、なんで2つもいるの?」って思ったことない?


これについて、天使くんと悪魔くんが話してくれているから、是非最後まで読んでいってね!

第42条【二院制】
国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。

てんし

悪魔くん、今日は日本国憲法第42条について話そう!
まずはさ、意訳してみてよ

あくま

国会ってのは“衆議院”と“参議院”っていう2つの集まりでできてる

あくま

ってだけの話だな。
片方だけじゃダメで、両方そろってやっと国会ってわけだ。以上。

てんし

うんうん、いいね!

てんし

なんでわざわざ2つに分けてるのか、ちょっと気にならない?
1つにまとまってた方が話は早そうだよね。

あくま

そりゃそうだろ。

どうせ参議院なんて衆議院のジャマしてるだけだろ?
しかも、たまに「ねじれ国会」とか言って、話が進まなくなるし。

正直、いらねえんじゃねぇの、参議院はよぅ。

てんし

いやいや、そこが大事なんだよ!
二院制にはちゃんと理由があるからね?

てんし

たとえば、衆議院っていうのは任期が元々短いでしょ?
最長で4年と決まっているんだけど、大体途中で解散してるから、本当に短い期間でコロコロ人が変わっているよね。

だから勢いはあるんだけど、時には暴走しちゃうこともあるんだ。

あくま

暴走?
民意が反映されてるなら、それでいいじゃねえか。

文句あるのか、民意に。

てんし

もちろん、民意は大切。

でもね、すぐに流されやすいのも民意の一面なんだよ。

てんし

たとえば、テレビで煽られたら「そうだそうだ!とにかく厳しくしろ!」って空気になること、あるでしょ?

その逆もあって。
正しいこと意見が大勢を占めていたのに、インフルエンサーによる「逆張り」「過激な意見」の方がなぜか大きな声になったりとか。

そういうときに、もう一回冷静に考え直す場として参議院があるんだ。
「良識の府」って呼ばれてるくらいだしね。

あくま

良識の府って…またキレイごとかよ。

実際には参議院も政党でガチガチに固まってて、衆議院とたいして変わらねえじゃんか。

てんし

確かに、今の運用には課題もあるよ。
でも、憲法が目指しているのは、

感情や勢いだけで決めないようにする仕組み

なんだ。
もう一度考える余白を持たせることで、法律が国民の生活にしっかり根付くようにする。

てんし

だから2つの議院で、丁寧に時間をかけて議論するのが理想であり、本来あるべき姿なんだよ。

あくま

ふーん…。
まあ、感情で突っ走った政治ってのは大問題だもんな。

でも、俺たちがちゃんとそれを使いこなせてるのかっていうと、疑問だな。

てんし

うん、その疑問は大事だね!

憲法の仕組みって「使う側」の姿勢が問われるから、僕ら一人ひとりがどう向き合うかもすごく重要なんだよ。

制度のせいにする前に、僕たちの意識や選択も見直さなきゃね。

まとめ

国会が「衆議院」と「参議院」の2つで成り立っている理由。

私たちの暮らしに関わる法律を決める場所が国会。
そこには勢いだけじゃなくて、落ち着いた目線も必要。

だからこそ、二院制っていう仕組みがあるのだということですね。

制度がどう使われるかは、政治家だけの問題じゃなくて、
私たち有権者にも関わってくること。

だからこそ、「なんとなくよく分からない」で済ませずに、
少しずつでも理解していくことが大切だと思います。

ねじれ国会って言っても、実はそんなに悪いもんじゃないんだよね。

もし参議院で否決されたとしても、衆議院がもう一回ちゃんと考え直せばいいだけの話だし。

それに、たとえねじれてなかったとしても、参議院の人たちは政党とか派閥とかにとらわれずに、落ち着いてちゃんと議論してほしいなって思う。

「良識の府」って呼ばれてるんだから、その名前にふさわしい姿を見せてほしいよね。

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたの応援が力になります。 OFUSEで応援を送る
  • URLをコピーしました!