【わかりやすく】憲法第11条:基本的人権はなにものにも侵されない

憲法第11条は基本的人権について書かれています。生まれながらにして誰もが持っています。

この第11条は基本的人権について書かれています。
ここでは、簡単にわかりやすくポイントのみに絞っていますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

※より掘り下げた詳細版はこちらです。↓

目次

日本国憲法第11条【基本的人権】

原文

国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

※享有(きょうゆう)……生まれながらにして持っていること

意訳

基本的人権というのは、国民の誰もが生まれながらにして持っているものです。
それは奪われることも、誰かに侵されることもありません。
永遠に。
そして、未来の国民に対しても、そうであるよう守り続けます。

基本的人権というのは、国民の誰もが生まれながらにして持っているものです。
それは奪われることも、誰かに侵されることもありません。永遠に。そして、未来の国民に対しても、そうであるよう守り続けます。

第11条のポイントとは?

基本的人権の基本が全て込められている、総括的な一文でもあります。

  • 生まれながらにして、どんな人であろうと「誰もが」当然持っているものである。
    「誰かに(天皇、または政治等)」与えられるものではない
  • 政治家であろうとどんなに権力者であろうと、決して侵すことはできない
  • この権利は、今だけではなくこれからもずっと守られるものである。

基本的人権というのは「天皇または国家権力が与えてやっている」ものではありません。
そして、天皇だろうと国家権力だろうと、人々の基本的人権を侵すことは絶対にできません。

こういったことは、まだ生まれてきていない未来の人々へも、ずっとずっと受け継がれていくものです。

基本的人権というのは「天皇または国家権力が与えてやっている」ものではありません。そして、天皇だろうと国家権力だろうと、人々の基本的人権を侵すことは絶対にできません。

こういったことは、まだ生まれてきていない未来の人々へも、ずっとずっと受け継がれていくものです。

この第11条がもし改憲(改正)されたら何が変わる?

自民党は、この基本的人権は「国家権力側が与えてやっているもの」とし、
いつでも侵すことができるようにしようとしています。
また、どんな時に侵すことができるのか?というのも、国家権力側が好きなように決めることができます。

つまり、国民の様々な自由……
例えば住む場所を決める自由、貯金する自由、
趣味や学問等好きなことや興味のあることを楽しむ自由、
政府や権力者を批判する自由(中傷ではなく、真っ当に批判する自由。デモをする自由)

等々、今私たちが「当たり前に行っていること」が全て「当たり前ではなくなる」のです。

国が、難癖をつけて国民を罰することも、
奴隷のように扱ったりすることも、
銀行口座を凍結し全て徴収することも可能となります。

自民党は、この基本的人権は「国家権力側が与えてやっているもの」とし、いつでも侵すことができるようにしようとしています。
また、どんな時に侵すことができるのか?というのも、国家権力側が好きなように決めることができます。

つまり、国民の様々な自由……
例えば住む場所を決める自由、貯金する自由、趣味や学問等好きなことや興味のあることを楽しむ自由、政府や権力者を批判する自由(中傷ではなく、真っ当に批判する自由。デモをする自由)

等々、今私たちが「当たり前に行っていること」が全て「当たり前ではなくなる」のです。

国が、難癖をつけて国民を罰することも、奴隷のように扱ったりすることも、銀行口座を凍結し全て徴収することも可能となります。

まとめ

”普通”に生きていれば、自分には関係ない、そう考えている人も多いでしょう。

でも、例えば「増税反対」とSNSに書くだけでも、
権力者にとって望ましくない本を買っただけでも、罰せられるかもしれないのです。

考えすぎでしょうか?
しかし、日本国憲法ができる前はまさにそういう時代だったのです。

誰にとっても、本当に「他人事ではない」話です。
「これは大丈夫だろうか」と怯えながら生きていきたいですか?

”普通”に生きていれば、自分には関係ない、そう考えている人も多いでしょう。

でも、例えば「増税反対」とSNSに書くだけでも、権力者にとって望ましくない本を買っただけでも、罰せられるかもしれないのです。

考えすぎでしょうか?しかし、日本国憲法ができる前はまさにそういう時代だったのです。

誰にとっても、本当に「他人事ではない」話です。「これは大丈夫だろうか」と怯えながら生きていきたいですか?

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