
「衆議院って、解散ばっかりしてるイメージあるなあ…」
そんな風に思ったことない?
選挙のたびに「またか…」って感じる人も多いかもしれないね。
でも実は、憲法にはちゃんと
「衆議院議員の任期は4年」と決まっているんだ。
ただし、途中で“解散”されれば4年を待たずに終わっちゃう。
そう聞くと、「じゃあ4年って意味あるの?」って
思った人もいるかもしれないね。
なんでだと思う?
これについて、天使くんと悪魔くんが話してくれているから、是非最後まで読んでいってね!
第45条【衆議院議員の任期】
衆議院議員の任期は、四年とする。但し、衆議院解散の場合には、その期間満了前に終了する。



悪魔くん、今日は日本国憲法第45条について話そう!
まずはさ、意訳してみてよ



衆議院の議員ってやつは、4年で終わり!っていう決まりらしい。
でも途中で「解散!」されたら、その時点でアウト。
つまり、4年持たずに終わることもあるってわけだな。



うんうん、いいね!



4年でクビになるって、議員ってのも大変な商売だよな。
しかも途中で解散なんてされたら、
もっと早く終わっちまうんだろ?
落ち着いて仕事なんてできねーだろ、そんなの。



うん、確かにそう見えるかもしれないね。
でも実は、そこにはちゃんと意味があるんだよ。
衆議院の任期が「4年」と決められてるのは、
国民の意見をなるべく反映しやすくするためなんだ。



短すぎてもダメ。
政治が安定しないから。
かといって、長すぎてもダメ。
国民の声が届かなくなるから。
ちょうどいいのが「4年」だったってことさ。



ふーん。
じゃあ、なんで「解散」なんていう中断システムがあるんだよ。
余計ややこしいじゃねぇか。



いいところに気づいたね!
解散っていうのは、政府と国会の意見がぶつかった時に、
「じゃあ一度リセットして、もう一回国民に聞こう!」
っていう意味合いがあるんだ。



たとえば、内閣が国会から
「これ以上お前らに内閣やってほしくない」
って言われたとき、
どうするかを決める選択肢として解散があるんだよ。



ふーん。
そういやさ、その「4年」ってさ、
ほんとに4年間きっちりやった人っているのか?
俺の記憶じゃ、しょっちゅう選挙やってる気がするけど?



鋭いね。実は戦後において「任期満了」、
つまり本当に4年間フルに働いたケースは、たったの1回しかないんだ。
1976年の三木武夫内閣のときだけなんだよ。
それ以外は全部、任期途中で解散されて選挙になってる。



うわ、それじゃ平均でどれくらいなんだ?
2年とかか?



そうそう、平均だとだいたい2年半くらい。
つまり、ほとんどの議員は4年もたずに解散選挙で交代になるってわけ。



けっこう不安定だな。
じゃあさ、逆にさ、
増税ばっかりする政権とかが
4年も解散せずに居座ったらどうなるんだ?



そう、そういうのだってある。
「解散がなければ4年間は続く」ってことでもあるから、
選挙のときに
「この人たちに4年任せていいのか?」
ってしっかり考えなきゃいけない。



たかが4年、されど4年。
政治の質を決める大切な時間なんだ。



なるほどな…
つまり、選挙ってのは「誰に入れるか」だけじゃなくて、
「どんな4年を過ごしたいか」を選ぶってことか。



そうそう!よく気づいたね。
第45条は一見シンプルだけど、
「政治のリズム」や「国民の意思の反映」に深く関わっているんだ。
僕ら一人ひとりの1票が、その4年を形づくるんだから、
大事に使いたいよね。



フン…俺も次の選挙はちょっと真面目に考えてみるか。
ヘンなやつに任せたら4年苦しむことになるかもしれねぇしな。
まとめ
「任期は4年」って聞くと、なんだか決まりきった話に思えるかもしれません。
でも実際には、衆議院が「きっちり4年」働いたことは、戦後たったの1回だけ。
それ以外は全部、途中で解散されて選挙になってるんですよね。
このことからもわかるように、衆議院ってけっこう動きのある場所。
だからこそ、選挙のたびに「どんな人に任せるか」を、
私たちがちゃんと考える必要があります。
選んだ人によっては、4年間ずっとガマン…なんてことにもなりかねません。
でも逆に言えば、「この人になら4年間任せたい!」と思える人を見つけられたら、
それはとても前向きな選択になるはずです。
政治って遠い世界の話に見えるけど、憲法に書かれているルールの多くは、
私たちの暮らしのすぐそばにあるんです。
この記事が、そのことを少しでも実感するきっかけになっていれば嬉しいです。
ではまた、次の記事でお会いしましょう!



選んだ人によっては、4年間ずっとガマン…
そうしているうちに、ますます生活は辛くなってくる。
日本社会もおかしなことに…
なんてことにもなりかねないよ。
でも逆に言えば、「この人になら4年間任せたい!」
「素敵な未来があるかも!」と希望を抱ける人を見つけられたら、
それはとても前向きな選択になるはず。
政治って遠い世界の話に見えるけど、
憲法に書かれているルールの多くは、
僕たちの暮らしそのものなんだ。
このことが少しでも伝わったら嬉しいな!

