【わかりやすく】憲法第13条:私達は「個人」として国や社会から尊重される

憲法第13条、国は国民一人一人を「個人」として尊重する

この第13条は、私たちは一人一人違う人間として尊重され、
生命や自由等も保障されているのだということについて書かれています。
ここでは、簡単にわかりやすくポイントのみに絞っていますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

この第13条は、私たちは一人一人違う人間として尊重され、生命や自由等も保障されているのだということについて書かれています。
ここでは、簡単にわかりやすくポイントのみに絞っていますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

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目次

日本国憲法第13条【個人の尊重と公共の福祉】

原文

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

意訳

国民は誰もが、一人一人違う人間として尊重される。
生命、自由、そして幸せを願う権利は、何よりも大切にしなければならない。
反社会的なことでない限りは。
そして、このことは、法律を作る時や政治を行う時は常に一番に考えなければならないことである。

国民は誰もが、一人一人違う人間として尊重される。生命、自由、そして幸せを願う権利は、何よりも大切にしなければならない。
反社会的なことでない限りは。
そして、このことは、法律を作る時や政治を行う時は常に一番に考えなければならないことである。

第82条のポイントとは?

  • 日本における最小単位は「個人」
  • 国は、基本的人権を最大限に尊重しなければならない
  • 「個人」のために国家や社会が存在している

私たちは一人一人が異なる人間です。
国は、一人一人を「個人」として、私達の「基本的人権」を尊重しなければなりません。

だから、法律等の決まり事を作ったり、政策を打ち立てたりする時は、
最低限でも、それらは基本的人権を尊重しているものになっていなければなりません。


社会の利益のために個人の権利を制限するようなことをしてはいけないのです。

私たちは一人一人が異なる人間です。国は、一人一人を「個人」として、私達の「基本的人権」を尊重しなければなりません。

だから、法律等の決まり事を作ったり、政策を打ち立てたりする時は、最低限でも、それらは基本的人権を尊重しているものになっていなければなりません。

社会の利益のために個人の権利を制限するようなことをしてはいけないのです。

この第13条がもし改憲(改正)されたら何が変わる?

私たちは「個人」として尊重されなくなります。

そして法律や政策などは「社会の利益優先」となり、
そのためなら個人の人権を制限しても構わない
という内容になっています。

例えばどういうことが起こるのでしょうか。
自民党が今までやろうとしてきたことや発言から考えられる具体例を挙げてみます。

私たちは「個人」として尊重されなくなります。

そして法律や政策などは「社会の利益優先」となり、そのためなら個人の人権を制限しても構わないという内容になっています。

例えばどういうことが起こるのでしょうか。自民党が今までやろうとしてきたことや発言から考えられる具体例を挙げてみます。

  • 政権を批判している人を特定し罰を与えるべく、国民全員の通信内容(SNS、メール等)は
    国はいつでも自由にチェックできるようにする(言論の自由を認めない)
  • 子どもを産まない人からは税金を更にむしり取ってもいい(独身でいる自由を認めない)
  • 病院はお金のある人だけのものにする(健康に生きる権利を奪う)
  • 政権が望まないことが書かれている書籍は排除する(知る権利を奪う)

等々……

国民は「国」のために存在し、国が望む生き方をすることを憲法が求めることになるのです。
お前ら国民の「幸せの形」は国が決めるのだ、と。

まとめ

私たちは、個人個人が違う人間であり、幸せの基準もみな違います。
それぞれの幸せを追求することを国が支える。
その結果として、社会としても幸せになれるはずなのです。

それを支えているのがこの条文であり、そして自民党はそれを壊そうとしている、ということです。

私たちは、個人個人が違う人間であり、幸せの基準もみな違います。それぞれの幸せを追求することを国が支える。その結果として、社会としても幸せになれるはずなのです。

それを支えているのがこの条文であり、そして自民党はそれを壊そうとしている、ということです。

つながりのある条文

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